予想理論の構築と、毎回の予想をリンクさせて進めていきたいと考える。この記事を書いているのは395回抽選前である。場の発現である自己相似性という観点から、ロト6数字06の挙動を見てみよう。とりあえず煩瑣になることを避けるために、データはすべて当選番号6数字バージョン(本数字6個のみを対象としたデータ)だけで考察することにしたい。
※以下のデータリンクをクリックするとその場でデータ画像が表示されます。
06について。
06累積出現個数グラフ
06出現リズム早見表
06は、累積出現個数グラフからは、平均的な出方(平均累積出現個数を表すピンクのラインと勾配が同じ。もちろん、細かく見ていけば、凸凹は見られるが)の数字である。現在、平均ラインに“タッチ”直後。過去の活動パターンからは、平均ラインをまたぐような挙動は示したことがない、というのがまず1つ。
出現リズム早見表で言えば、今回列21の間隔5にあたるわけだが、結論から言えば、列16・17と自己相似する可能性が高いだろうということである。列16・17が平均ラインに“タッチ”した近辺の挙動であるから。
主観的には、06の内在リズムは、単純である。2拍と、3拍と、その合成。前回の展開期である列20で自身はじめての3拍+3拍を記録したが、それとても少し遠い間隔である間隔5ブリッジによる合成であり、列15における間隔5ブリッジによる2拍+3拍の変形としての展開であって、0から創発された展開パターンではない。
シェルドレイクによる形態形成場の定義によるまでもなく、われわれ自身を振り返ってみれば、反復行動が累積されるにしたがって、逆に反復行動により形成された場からの強制力が発振し始めるというのは、納得できると思う。俗に言う、個性の正体とは、それである。初期の頃の自由度大の状況下における一つ一つの行動(われわれにおいては、基本的に、身近にある他者の行動の模倣行動である場合が多いが)が蓄積されていくに従い、過去に繰り返された同種の行動(その行動の類別は、基本的に、時間リズムと空間パターンで判別されるだろう)がより反復強化されて、場が発生する。そして、その場からの強制力(この言い方が、自由に関するわれわれの観念に抵触するならば、“学習効果”と言い換えてもよいが)が発生する。以上は、個を単位として見た場合の形態形成場の発生であるが、類を単位として見た場合の形態形成場も、当然、ある。それについては、また別の機会に考察したい。が、“何”をもってそれを全体とするか、は、なかなか難しい問題を孕んでいる。鍵になるのは、意識の関与と、個体性、および、フラクタル、などなどになるだろうと思うが。
というわけで、395回の06に話を戻そう。今回の展開期は、間隔16で復活出現後のものであるが、過去の間隔16近辺での復活出現後の展開の仕方を見てみよう。列8・13がそれである。列8・13と、今回の列21との違いは、間隔0・1という近い間隔での展開の有無である。結論から言えば、先の累積出現個数における現在の“テンション”と、平均ラインとの関係性により、06は、展開の仕方に明確なパターンがある、ということになる。
また、先の列20における列15の自己相似性という観点が正しいならば、今回の列21は、列10を自己相似(=模倣)してもよかったはずである。が、先に書いたように現在のテンションが、間隔0・1を要請しないものであったために、間隔2・3での展開で、3拍完結したわけである。
ただ、列15・20と、間隔5ブリッジによる、2拍・3拍の合成という反復行動があったために、今回の間隔5によるブリッジがありうるのではないか、という反論は、ありうる。ただ、それは、“全体”を考慮せずに、ローカル(=部分)だけを取り出した議論に過ぎないと再反論できる。ここでいう“全体”とは、06における累積出現個数のことをさす。当然、もっと大きな“全体”というのがありうるが、それについては、また別の機会に考察したい。
というわけで、ぐにゃぐにゃと書いたが、つまり、06は、395回出現しないはずである、という結論だ。
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