Theory。それは理論。
そもそも論
ロト6の予想が可能であれば、いかなるものか、を考えた場合、可能であるならば、前提として、ルパート・シェルドレイクのThe morphic resonance hypothesisを採用しなければならない。形態形成場仮説などと訳されるが、形態=形だけではなく、行動パターンも共鳴現象をおこし、過去に存在したパターンの統制を受けます。シェルドレイクは「A New Science of Life: The Hypothesis of Morphic Resonance (1981) 」を出版後、テレパシー実験や、ペットの超能力実験など、メインストリームからは胡散臭い学者として見られがちで今も生きて研究を続けています。
記事で特に言及せずとも、常に、形態形成場仮説を前提としています。これが違えば、その上も全部違う土台です。
ルパート・シェルドレイクのホームページ:http://www.sheldrake.org/
明治大学情報コミュニケーション学部教授 メタ超心理学研究室 石川 幹人による、形態形成場についての解説を以下に引用。ちなみに、
検証可能な特異的場の理論として,ルパート・シェルドレイクが唱えた「形態形成場」が挙げられる(『生命のニューサイエンス』工作舎)。この理論はまた,「形態共鳴」という共鳴理論として解釈されることもある。形態形成場はもともと,獲得形質が遺伝するように見える現象を説明しようとした生物学の理論である(だが,生気論の復活と見なされて抑圧された)が,PSI現象の説明にも適している。
(中略)
形態形成場は,広い意味での「形態」を一定のものへと導く,特異的場である。形態とは,生物の体型や細胞組織の形状,タンパク質の折畳みなどから,生物の行動・思考パターンまでをも含む,広い概念である。形態形成場は,「同じものは同じ形態になりやすくなる」原理(形態共鳴)や,「繰返し起きたことは将来も起きやすくなる」原理を実現するものとして,捉えることができる。形態形成場の効果によって,生物の体型や行動は,過去から現在に至るまでの同じ生物が取ってきたものと類似のものとなる。
この理論は実験的な検証ができる。例えば,難しいパズル課題を作成し,多くの人間が解答を知る前の実験と後の実験では,後の実験の方がパズルの正答率が高まると予想される。この着想は,「隠し絵」から隠されている絵を探す課題で実行に移され,実際に正答率が高まった結果が得られた。この実験はもちろん,後の実験に参加する人は事前に解答を知り得ない,という状態を維持した環境で行なわねばならない。しかし,こうした情報管理は難しく,当然懐疑論者の批判も大きい。
形態形成場の評価は別にして,ここではPSIの理論と比較してみたい。少し考えれば,形態形成場が適応行動理論(5-3)と良く似ているのが分かる。どのような形態でも取り得る可能性のあるものが,形態形成場によって一定の形態になる点は,適応行動理論において,非決定的な物理系がPSIによって決定づけられるのに類似している。そう考えると,適応行動理論の傾向性は,形態形成場では,過去の形態パターンの蓄積に相当する。形態形成場は,過去のパターンを踏襲するので,新規のパターンが生まれにくい。その点で,むしろPSIが起きないことの良い説明になるかも知れない(5-1)。さらに形態形成場は,上述の汎記憶理論とも似ている。過去の形態パターンの蓄積は,一種の「場としての」記憶として捉えることができ,その「記憶」が,次の同様な現象を繰返すとも解釈できる。
形態形成場をPSIの理論とするためには,生物個体間の形態共鳴現象だけでなく,出来事間の形態共鳴へと拡張しなければならない。そうすると何が「同じ」出来事であるかという同一性の基準を導入せねばならない。これはまた,大きな議論の対象となる。ユングならば,それを「元型としての意味である」と言うのだろう(5-8)。
「5-5 特異的場の理論」https://www.isc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-5.htmより引用
さまざまなキーワードが散りばめられているので、今後、各記事で考察することにしたい。ユングについては、不十分ながら、記事1本書いてるので、見直して加筆修正しよう。
冒頭で、「過去に存在したパターンの統制を受けます」と、さしあたり、さらっと書いたが、ここがクリティカル・パス。隘路だ。なので、石川幹人も引用文中に「同一性の基準」と注意深く記述しているのだ。
ここが本当に、難しい。
この宇宙のレシピ
もちろんロト6の抽選、あるいは、数字選択式宝くじの抽選は、厳正・公平・公正におこなわれている。YouTubeでバカどもが、宝くじの抽選はインチキ・八百長などと騒いでいるが、仮に、そうであったとしてもいい。しかし、当ててから、物申そう。じゃないと、恥ずかしい。恥ずかしくないかい?
ロト6の抽選結果は、ランダムな抽選結果だ。トランプをシャッフルして、カードを6枚引く行為で出るマークと数字を事前に予測することに等しい。
が、しかし、真のランダムネスだろうか?
2024/08/02の時点で、僕は、こう考えている。
ロト6の出目は、50%偶然で、50%必然である
いわゆる主観的確率ってやつです。今後、比率の割り振りは変動するかもだけど、興味があるのは、ロト6の予想理論を突き詰めた先にある、この宇宙のレシピ、この宇宙の偶然と必然の匙加減だ。
「過去に存在したパターンの統制を受け」る、それも100%だとしたら、いったいどこに自由や、自由意志などが存在できるであろうか。そんなわけはない。あるいは、100%だとしても、失敗することが、自由や、意思決定にもとづく自由意志の発露なのかもしれない。その意味で、”失敗は成功の母”なのだ。おおいに失敗し、100万回の失敗のあと、フレッシュな決意と気持ちで100万1回目に望みたい。過去ばかりに未来を決定させてはならない。他者に自己を決定させては、決して、ならない。
以上が、そもそも論でした。
実戦的ロト6予想法
自己相似です。ロト6数字01から43までの43個の数字たちが、過去に勝手気ままに振る舞ってきた結果としての集合体。今度は、逆に、過去の自己の行動パターンに縛られる、という考え方です。まあ、シェルドレイクの形態形成場を言い換えただけですが。
また、昔のブログ時代にはやっていたのですが、分布表(あるいは出目表)において、”形”に着目して、観察再開させようと考えています。たとえば、ベタなところでは、連番、とか。飛び石(01 03のような)とか。L字とかも面白いかもです。
ロト6の400回弱の抽選でこのブログを一時休止したわけだけど、現在1918回まで回数を重ねて来ている。形態形成場の特徴として、繰り返されればされるほど反復強化される、というものがある。様式は反復されるごとにリファインされる、(だったけかな)by ノーベル文学賞とれないおじさん・村上春樹。だから、400回弱よりも2000回弱の方が、単純に言えば、5倍、統制力が強まっているはずだ(ことはそう単純ではないけど、分かりやすくするための説明)。
予知とサイコキネシス、あるいはシンクロニシティ
これは、現在、サポート的扱いです。が、こちらをメインにしたいくらい。ただ、現状がともなっていないので仕方なく。記事の割合は、たぶん、実戦的予想と予知・サイコキネシス系で、半々くらいの更新割合かと思います。
能力を最大限に発揮させる条件について、ここ最近、書いています。
予知で当選番号が分かればそれにこしたことはない。また、サイコキネシスで思いのままに出目を操れれば鬼に金棒。
シンクロニシティはユングの学術用語ですが、偶然の一致。ユングが示した易に対する熱い情熱に典型的に現れているけれど、ユングは科学者である前に、母系から霊媒体質を遺伝しており、また、錬金術の研究など、かなり、オカルト・スピリチュアリティ溢れる人です。
ロト6の予想に、偶然の一致を導入すべく、いろいろ考えているところです。でも、これは、人によると思います。霊媒体質か、巫女属性の人の方が、成功確率が高いかと。
とりあえず、以上です。
2024/08/02記す。文責:jampackedtheatre
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